賃金不払いの「安木屋」と社長を略式起訴 那覇区検、労働基準法

gerila

2017年09月14日 18:37

 違法な時間外労働と時間外労働にかかる割増賃金の不払いがあったとして、那覇区検は13日、労働基準法違反の疑いで逮捕・送検された「安木屋」の社長(42)と、書類送検された同社を同罪で略式起訴した。那覇簡裁は今後、罰金や科料を言い渡す略式命令を出すか、正式裁判を開くかを判断する。



 那覇労働基準監督署によると、安木屋は同日までに不払いだった割増賃金計583万3898円を対象社員12人に支払った。同法違反の疑いで逮捕・送検されていた店長の男性(36)については、那覇地検が同日付で不起訴処分(起訴猶予)とした。

 略式起訴などを受け、同社は「今後は同署の指導に真摯(しんし)に従い、適切な対応に努めたい」とのコメントを発表。逮捕された2人の弁護人は、8日付で同簡裁へ勾留の取り消しを請求し、簡裁は同日付で勾留を取り消した。地検は2人を釈放し、在宅で捜査していた。


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