手作り潜水艦の所有者を殺人罪で起訴、沈没で女性不明 デンマー

gerila

2017年08月14日 09:53

【AFP=時事】デンマークで、手作り潜水艦の所有者の男が、この潜水艦に乗っていた女性ジャーナリストが潜水艦の沈没後に行方不明となっていることを受け、殺人罪で逮捕・起訴された。警察当局が11日、明らかにした。



 デンマーク人発明家のピーター・マッセン(Peter Madsen)被告は、大型の手作り潜水艦「ノーチラス号(Nautilus)」にスウェーデン人の女性ジャーナリストと乗っていたが、女性を見たのは10日遅くに首都コペンハーゲン(Copenhagen)にある島の端に女性を降ろしたときが最後だとして、起訴内容を否認している。

 コペンハーゲン警察の声明によると、ジャーナリストのパートナーは10日夜、女性がいなくなったと当局に通報した。

 デンマーク当局は11日早朝、同国とスウェーデンの間のエーレスンド海峡(Oresund Strait)で10日夜に行方不明となったと通報があったノーチラス号の捜索を行っていると発表した。

 2008年に建造され、手作りの潜水艦としては世界最大となるノーチラス号は、コペンハーゲンから約50キロ離れたケーエ(Koge)の湾内で10日正午前に突然、沈没した。

 マッセン被告は救助されたが、女性の痕跡は一切なかった。警察は直ちに女性の捜索を開始した。【翻訳編集】 AFPBB News


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