2017年08月15日
テイラー・スウィフト、DJセクハラ裁判で勝訴 “1ドル”の賠
人気歌手テイラー・スウィフトが現地時間14日、元ラジオDJのデビッド・ミューラーをセクハラで訴えていた裁判で勝訴し、要求通りの1ドル(約110円)を受け取ることになったという。Us WeeklyやE!Newsなどの海外メディアが伝えた。
テイラーは2013年の公演後、取材に来ていたミューラーと記念写真した際にスカートの中に手を入れられ、お尻をつかまれたとして、ミューラーと裁判に発展。他の女性達に泣き寝入りしなくていいことを示すための裁判でもあったため、象徴的な意味で1ドルのみの懲罰的損害賠償を請求していた。
現地時間10日には証言台に立ち、当時の状況を証言したというテイラー。E!Newsによると、陪審団は4時間の審議を経て全員一致でテイラー側の主張を認め、ミューラーが脅迫暴行したという評決を下したという。テイラーは勝訴後に声明を発表し、裁判官や陪審団、自身の弁護団らに感謝を述べると共に、「性的暴行の被害に遭いながら声を上げることのできなかった方々、そして特にこの4年間にわたる苦しい試練と2年間に及ぶ裁判をずっと支えてくれた皆さんに感謝します」とコメントしたという。
テイラーは自分には裁判の莫大な費用をまかなえるだけの社会的地位や能力、特権があることを十分に承知していると述べ、「他の性的暴行の被害に苦しむ人々に手を差し伸べることが私の願いです。ですから近い将来、性的暴行の被害者の弁護を支援する複数の団体に寄付する予定です」と発表しているとのことだ。
テイラーは2013年の公演後、取材に来ていたミューラーと記念写真した際にスカートの中に手を入れられ、お尻をつかまれたとして、ミューラーと裁判に発展。他の女性達に泣き寝入りしなくていいことを示すための裁判でもあったため、象徴的な意味で1ドルのみの懲罰的損害賠償を請求していた。
現地時間10日には証言台に立ち、当時の状況を証言したというテイラー。E!Newsによると、陪審団は4時間の審議を経て全員一致でテイラー側の主張を認め、ミューラーが脅迫暴行したという評決を下したという。テイラーは勝訴後に声明を発表し、裁判官や陪審団、自身の弁護団らに感謝を述べると共に、「性的暴行の被害に遭いながら声を上げることのできなかった方々、そして特にこの4年間にわたる苦しい試練と2年間に及ぶ裁判をずっと支えてくれた皆さんに感謝します」とコメントしたという。
テイラーは自分には裁判の莫大な費用をまかなえるだけの社会的地位や能力、特権があることを十分に承知していると述べ、「他の性的暴行の被害に苦しむ人々に手を差し伸べることが私の願いです。ですから近い将来、性的暴行の被害者の弁護を支援する複数の団体に寄付する予定です」と発表しているとのことだ。
2017年08月14日
手作り潜水艦の所有者を殺人罪で起訴、沈没で女性不明 デンマー
【AFP=時事】デンマークで、手作り潜水艦の所有者の男が、この潜水艦に乗っていた女性ジャーナリストが潜水艦の沈没後に行方不明となっていることを受け、殺人罪で逮捕・起訴された。警察当局が11日、明らかにした。
デンマーク人発明家のピーター・マッセン(Peter Madsen)被告は、大型の手作り潜水艦「ノーチラス号(Nautilus)」にスウェーデン人の女性ジャーナリストと乗っていたが、女性を見たのは10日遅くに首都コペンハーゲン(Copenhagen)にある島の端に女性を降ろしたときが最後だとして、起訴内容を否認している。
コペンハーゲン警察の声明によると、ジャーナリストのパートナーは10日夜、女性がいなくなったと当局に通報した。
デンマーク当局は11日早朝、同国とスウェーデンの間のエーレスンド海峡(Oresund Strait)で10日夜に行方不明となったと通報があったノーチラス号の捜索を行っていると発表した。
2008年に建造され、手作りの潜水艦としては世界最大となるノーチラス号は、コペンハーゲンから約50キロ離れたケーエ(Koge)の湾内で10日正午前に突然、沈没した。
マッセン被告は救助されたが、女性の痕跡は一切なかった。警察は直ちに女性の捜索を開始した。【翻訳編集】 AFPBB News
デンマーク人発明家のピーター・マッセン(Peter Madsen)被告は、大型の手作り潜水艦「ノーチラス号(Nautilus)」にスウェーデン人の女性ジャーナリストと乗っていたが、女性を見たのは10日遅くに首都コペンハーゲン(Copenhagen)にある島の端に女性を降ろしたときが最後だとして、起訴内容を否認している。
コペンハーゲン警察の声明によると、ジャーナリストのパートナーは10日夜、女性がいなくなったと当局に通報した。
デンマーク当局は11日早朝、同国とスウェーデンの間のエーレスンド海峡(Oresund Strait)で10日夜に行方不明となったと通報があったノーチラス号の捜索を行っていると発表した。
2008年に建造され、手作りの潜水艦としては世界最大となるノーチラス号は、コペンハーゲンから約50キロ離れたケーエ(Koge)の湾内で10日正午前に突然、沈没した。
マッセン被告は救助されたが、女性の痕跡は一切なかった。警察は直ちに女性の捜索を開始した。【翻訳編集】 AFPBB News
2017年08月10日
米軍のトランスジェンダー排斥、現役米兵ら5人が違憲と提訴
【ニューヨーク=上塚真由】心と体の性が異なるトランスジェンダーを米軍に受け入れないとしたトランプ米大統領の方針は憲法違反にあたるとして、トランスジェンダーの現役米兵ら5人が9日、トランプ氏らを相手取り、首都ワシントンの連邦地裁に提訴した。ロイター通信が報じた。
性的少数者の権利を擁護する2団体が、原告5人を代表して訴状を提出。原告には10年を超える勤務経験を持つ人も含まれている。
トランスジェンダーの対応をめぐっては、オバマ前大統領が昨年、米軍への受け入れを決定。以降、トランスジェンダーであることを公表して軍務に就くことが認められてきたが、トランプ氏は7月、ツイッターで「米軍に引き起こす混乱を容認できない」と方針転換した。
米メディアによると、トランプ氏は米国防総省に正式な指示を行っていないが、原告側は「軍務を継続できるか原告を不安にさせ、具体的な損害を与えている」と主張している。
性的少数者の権利を擁護する2団体が、原告5人を代表して訴状を提出。原告には10年を超える勤務経験を持つ人も含まれている。
トランスジェンダーの対応をめぐっては、オバマ前大統領が昨年、米軍への受け入れを決定。以降、トランスジェンダーであることを公表して軍務に就くことが認められてきたが、トランプ氏は7月、ツイッターで「米軍に引き起こす混乱を容認できない」と方針転換した。
米メディアによると、トランプ氏は米国防総省に正式な指示を行っていないが、原告側は「軍務を継続できるか原告を不安にさせ、具体的な損害を与えている」と主張している。
2017年08月09日
米ディズニー、「ピンクスライム肉」訴訟の和解金は1.7億ドル
[9日 ロイター] - 米娯楽大手ウォルト・ディズニー<DIS.N>は、傘下のABCに対して食肉業者ビーフ・プロダクツ(BPI)が起こした訴訟で、BPIに1億7700万ドルの和解金を支払った。四半期決算報告で明らかになった。
BPIは2012年、ABCと同社記者がBPIの商品を「ピンクスライム肉(クズ肉)」という言葉で中傷したと主張。名誉毀損に当たるとして訴えた。ディズニーとBPIは今年6月に和解したが、和解の条件については明らかにしていなかった。
ディズニーは決算報告で、現金での支払いに追加の保険金を充てる意向を示した。決算では、1億7700万ドルについて「訴訟に関連した支払い」としており、「ピンクスライム肉」訴訟に直接紐付けられてはいないものの、ディズニーが報告書で明記している訴訟はBPIによるものしかない。
両社からのコメントは得られていない。
ABCは6月に発表した声明で、報道を支持すると主張。和解後、訴えられていた記者は同社として報道を撤回することも謝罪もしないと述べており、報道内容は現在も同社サイトに残っている。
BPIは2012年、ABCと同社記者がBPIの商品を「ピンクスライム肉(クズ肉)」という言葉で中傷したと主張。名誉毀損に当たるとして訴えた。ディズニーとBPIは今年6月に和解したが、和解の条件については明らかにしていなかった。
ディズニーは決算報告で、現金での支払いに追加の保険金を充てる意向を示した。決算では、1億7700万ドルについて「訴訟に関連した支払い」としており、「ピンクスライム肉」訴訟に直接紐付けられてはいないものの、ディズニーが報告書で明記している訴訟はBPIによるものしかない。
両社からのコメントは得られていない。
ABCは6月に発表した声明で、報道を支持すると主張。和解後、訴えられていた記者は同社として報道を撤回することも謝罪もしないと述べており、報道内容は現在も同社サイトに残っている。
2017年08月08日
障害持つ息子殺害 母親に懲役4年の判決
障害のある息子の首に、ビニールひもを巻き付けて殺害した罪に問われていた母親の裁判員裁判で、岐阜地裁は、母親に、懲役4年の実刑判決を言い渡しました。
海津市平田町の伊藤綾子被告(75)は、去年12月、体に障害がある三男の誠さん(当時46歳)を、入院していた滋賀県内の病院から連れ出し、首にビニールひもを巻き付けて殺害した罪に問われていました。
伊藤被告は、これまでの裁判で起訴内容を否認してきました。
8日の判決公判で、岐阜地裁の鈴木芳胤裁判長は、「被告は、借金を、保険金と誠さんの遺産で返済しようと無理心中を考えた」などと指摘。
その上で、「遺体の状況などから、被告がビニールひもで誠さんの首を圧迫したと認めるのが自然」と述べ、伊藤被告に、懲役4年の実刑判決を言い渡しました。
海津市平田町の伊藤綾子被告(75)は、去年12月、体に障害がある三男の誠さん(当時46歳)を、入院していた滋賀県内の病院から連れ出し、首にビニールひもを巻き付けて殺害した罪に問われていました。
伊藤被告は、これまでの裁判で起訴内容を否認してきました。
8日の判決公判で、岐阜地裁の鈴木芳胤裁判長は、「被告は、借金を、保険金と誠さんの遺産で返済しようと無理心中を考えた」などと指摘。
その上で、「遺体の状況などから、被告がビニールひもで誠さんの首を圧迫したと認めるのが自然」と述べ、伊藤被告に、懲役4年の実刑判決を言い渡しました。
2017年08月07日
「3億8,000万円横領」で逆転無罪
コンサルティング会社の元社長らが、3億8,000万円を横領した罪に問われた事件で、東京高裁は、1審の実刑判決を破棄し、3人に逆転無罪判決を言い渡した。
コンサルティング会社の元社長・柴垣敏久被告ら3人は、2010年、顧問契約を結んだ会社から、あわせて3億8,000万円を横領した罪に問われている。
1審の東京地裁は、3人に実刑判決を言い渡したが、弁護側は「資金の移動は承諾を得ていて、横領にはあたらない」と控訴していた。
東京高裁は、判決で「資金の移動に関する関係者の供述に、信用性がないのは明らか」と指摘し、3人に無罪を言い渡した。
コンサルティング会社の元社長・柴垣敏久被告ら3人は、2010年、顧問契約を結んだ会社から、あわせて3億8,000万円を横領した罪に問われている。
1審の東京地裁は、3人に実刑判決を言い渡したが、弁護側は「資金の移動は承諾を得ていて、横領にはあたらない」と控訴していた。
東京高裁は、判決で「資金の移動に関する関係者の供述に、信用性がないのは明らか」と指摘し、3人に無罪を言い渡した。